2010.11.25 Thursday
答え合わせの十和田市現代美術館
Olympus E-510 / 14-42mm
十和田市現代美術館
青森県立美術館の次はここです。
念願叶って行って参りました。ということで、作品をピックアップして感想を。
■スタンディング・ウーマン / ロン・ミュエク
でっかいおばさん。肌、毛、目、服、全てがあまりにリアル。
人形には違いないのだが、おばさんと自分、
おばさんと周りを囲む見物人達の関係に奇妙さを感じてしまう。
実は美術館が閉館した深夜動きだす……わけない。
■闇というもの。 / マリール・ノイデッカー
森独特の空気が再現されている。緑はなく、木の幹と土と湿度が若干濃い感じ。
普段、都会で生活している我々は、このような空気感に触れる機会が極端に少ない。
自然とのふれあいとはよく耳にする言葉だが、
この場では、自分達はもはや自然からかなり離れた位置に存在するのか
と考えると同時に、子供の頃の記憶が蘇った。
というのは、近所の林、公園で遊んでいた頃は、もっと
土というものが身近であり、その匂い、感触の記憶が何となくまだ残っていたからだ。
今の生活では、感覚を研ぎ澄ませるということも殆ど無いのかもしれない。
Dialog in the dark に参加した時にも似たようなことを感じた。
闇の中では本来自分が頼りとする視覚情報がない。
その、ある種の恐怖は他の神経を敏感にさせ、
これまでの自分とのギャップを感じさせる。
闇というキーワードで繋がったか。
■メモリー・イン・ザ・ミラー / キム・チャンギョム
この作品の存在を事前に知らなかった分、とても新鮮な印象を受けた。
人間の目…ではなく、人間の脳、認識というものが、
とても曖昧さを含んでいることを思い知らされる作品だった。
■ロケーション(5) / ハンス・オプ・デ・ビーク
ここで食事してみたかった。。。お酒を飲みたかった。。。
※そんなサービスはしてません!
■ザンプランド / 栗林 隆
自分にとって”答え合わせ”となる作品。
以前聞いた話では、人の想像力ってすごいと思える作品らしい。
天井の穴から上を覗くと、どんな世界が広がっているのかと
これまで色々と想像を膨らませていた。
そして、この場に来るまではそのヒントになりうる情報は
全てシャットアウトしてきたつもりである。
NHKでこの美術館を特集していた番組を録画して途中までは見たのだが、
この作品の紹介する場面で停止している。
いよいよ今日、未知の世界を覗くことになった。
結果をいうと良い意味、悪い意味で裏切られた。
事前に妄想にふけり視点が別の処へといっていたような気がした。
作品のあるテーブルと椅子、アザラシがいる部屋のように真っ白な気持ちでいたほうが
良かったのかもしれない。
(ちなみに自宅へ帰ってきてからNHKの番組を見直したら、
ありとあらゆる内容が紹介されていた。作品の製作過程、作者の意図等、
見ごたえはあったのだが、美術館に訪れる前には見るもんじゃないなぁと思ったり。)
■ぼくはきみになれない、他 / 山極 満博
美術館の各所にさりげなく設置してある。ほんとにさりげなく。
遊びゴコロがあり、ちょっと笑みがこぼれる感じ。
2010.11.17 Wednesday
青森県立美術館に行く
あおもり犬
美術館を訪れて何が一番衝撃的って、この作者の奈良美智・・・
「え?女?この人、男だよ」といわれたこと。
女性とばかり思っていた。。。思い込みってコワイですね。
2010.09.16 Thursday
今宵
Olympus E-510 / 14-42mm
隅田川の桜
先日、原宿のデザインフェスタギャラリーに行ったわけですよ。
そしていくつか写真展を見てきました。
何と言うか刺激を受けた気がします。
例えば、
+何か1つのテーマを決めて写真を撮ったことなんてなかったなー とか、
+自分自身の個展を開いてみる とか、
できないことではないんだけど、実行しようなんて最近全く考えもしなかった。
大学時代の写真部を思い出しましたよ。写真展に来ていただく方にはいつも
アンケートをお願いするんですよ。そこに自分の作品がよかった!とか書かれてると
すんごい嬉しいんですよね。
いろいろやることが増えた気がします。
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